※2019/12/08データベース最終更新

コース・距離

荒れやすいコースと荒れにくいコース

回収率を重視したオリジナル指数を作成する場合、コースによって人気馬が勝ちやすい(あるいは勝ちにくい)という傾向がもしあるならば、勝負するコース自体を選定することも重要と考えます。

つまり、人気サイドだと妙味が薄いので、あらかじめ荒れにくいコースを避けられれば、それだけで平均的な回収率は上昇するのではないか、ということです。

このような観点から、コースごとの荒れやすさの傾向をまとめていました。


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例えば、下記のレースを見てください。

15点購入とはいえ、7人気の⑧ハギノベルエキプと11人気の④ベルファーリングを逃さず、見事的中させました(198.0倍的中)。

■ 2019/6/2(日)阪神7R 3歳未勝利

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方法

ベタ買いの単回収率(ベタ単回)を利用します。ベタ単回を利用する理由について少し触れておきます。

3頭立てレースで、1人気、2人気、3人気の投票数がそれぞれ300、200、100だったとします。

総投票が600になりますから、控除率(20%)を考慮した返還金合計が480となり、

単勝オッズは、

  • 1人気 480/300=1.6倍
  • 2人気 480/200=2.4倍
  • 3人気 480/100=4.8倍

となります。

ベタ買いをするということは1票ずつ購入するのと同じなので、それぞれの馬が勝利した時の回収率は、

  • 1人気 160/3票=53.3%
  • 2人気 240/3票=80.0%
  • 3人気 480/3票=160.0%

となります。

簡単な例ですが、ベタ買いだと人気サイドは回収率が悪く、穴馬がくれば回収率が高くなることが分かります。

つまり、ベタ買いの回収率はコースの荒れやすさを表す指標と考えることが出来ます。

それでは、具体的に見ていきましょう。

データは2013年-2017年のものになります。

表中のレース数は5年間の実施数になりますので、ご注意ください。

競馬場別の荒れやすさ

芝コース

競馬場 レース数 ベタ単回
札幌 343 69
函館 479 77
福島 666 84
新潟 805 72
東京 1,292 65
中山 985 70
中京 679 71
京都 1,242 74
阪神 1,110 75
小倉 747 70

芝コースでは、札幌・東京・中山・小倉は堅めです。福島が比較的荒れやすいと言えそうです。

ダートコース

競馬場 レース数 ベタ単回
札幌 258 84
函館 389 77
福島 514 67
新潟 626 73
東京 1,358 69
中山 1,313 67
中京 733 78
京都 1,410 83
阪神 1,283 76
小倉 417 86

続いてダートコースです。福島・東京・中山が荒れにくく、札幌・京都・小倉が荒れやすいと言えます。

札幌・福島・小倉は芝とダートで逆の傾向となっています。東京・中山は芝・ダートとも荒れにくいです。

東京の2競馬場が堅い傾向は、覚えておいても良さそうです。

距離別の荒れやすさ

芝コース

競馬場 レース数 ベタ単回
1000 136 62
1200 1,599 78
1400 952 70
1500 74 65
1600 1,476 71
1800 1,606 68
2000 1,578 72
2200 331 83
2400 326 75
2500 59 77
2600 165 77

年間50レースに満たない距離は除きました。

長距離の方が荒れにくい、という印象が何となくあるかもしれませんが、データを見る限りははっきりとした傾向は見えません。

ダートコース

競馬場 レース数 ベタ単回
1000 331 80
1200 1,737 68
1300 151 66
1400 1,462 69
1600 541 71
1700 1,013 78
1800 2,346 81
1900 170 99
2000 72 105
2100 185 66
2400 96 69

ダートコースも、距離に比例して荒れやすい・荒れにくいと言う傾向は見えないですね。

コース別の荒れやすさ

荒れやすいコース

コースごとに見てみます。ベタ単回の高い順に上位10コースまでです。

5年間のレース数が50未満は除いています。

コース名 レース数 ベタ単回
京都 ダ 1900 102 118
札幌 ダ 1000 71 107
阪神 ダ 2000 72 105
京都 芝 2200 75 98
新潟 芝 2000 72 96
阪神 芝 2400 76 96
中京 芝 2200 83 94
京都 芝 1200 143 91
福島 芝 1200 304 90
京都 ダ 1800 541 90

やはり、特に短距離が多いということはないですよね。

京都ダート1900、札幌ダート1000、阪神ダート2000の3コースは、全出走馬をベタ買いすればそれだけで回収率が100を超える事を表しています。

オリジナル指数を作る場合は、ここからさらに出走馬を選択するのですから、回収率はかなり有利になるのでは、と思います。

荒れにくいコース

ベタ単回の低い順に下位10コースまでです。

コース名 レース数 ベタ単回
新潟 芝 1800 140 58
東京 芝 2400 135 58
京都 芝 1600内 180 59
中山 ダ 1200 619 60
中京 芝 1600 148 61
福島 ダ 1700 315 62
京都 芝 1800 226 62
新潟 芝 1000 124 63
東京 芝 1600 355 63
中山 芝 1800 174 63

こちらも長距離が多いというわけではなく、中山ダート1200や新潟芝1000などの短距離戦もあります。

ベタ単回が60を切っている、新潟芝1800m、東京芝2400m、京都芝1600mなどは、始めから買わない!としても良いのかもしれません。

さて、実はレース数が少ないので除いてしまったのですが、荒れにくいレースの典型が超長距離の次の3つでした。

  • 3200m 天皇賞・春
  • 3400m ダイヤモンドS
  • 3600m ステイヤーズS

ベタ買いの回収率はそれぞれ33%、28%、21%で非常に悪いです。

この距離はそれぞれ1年に1レースしかないのでたまたまの結果かもしれませんが、少なくともこの5年間、ほとんど人気馬で決まっています。

長距離が堅いというイメージはこのあたりからきているのではないでしょうか?

まとめ

以上、レースの荒れやすさをベタ買いの単勝回収率をベースに見てきました。

この見方は勝利馬しか見てませんので、2着に大穴がきた、などの傾向は全く捉えられていないところが課題です。

例えば2017年の天皇賞(春)では13番人気のカレンミロティックが2着になったわけですが、これを荒れたレースと考えるならば、今回のベタ単回では全く反映されませんよね。

このあたりの話を踏まえ、ベタ買いの複勝回収率(ベタ複回)で見た場合の荒れやすさについても、次に整理したいと思います。

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  • この記事を書いた人
しがらき

しがらき

週末プログラマー。馬券購入に役立つ独自指数を研究して楽しんでいます。生まれは阪神競馬場すぐ近く、現在は京都市在住で京都競馬場へのアクセスは抜群です。

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