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参考 前走着順6位の成績・回収率分析
参考 前走着順6~8位の成績・回収率
記念すべき?初投稿です。データ競馬をネタに、お役にたてる情報を提供出来たらと思います。
最初の記事は、ごく簡単に前走着順に注目したいと思います。
簡単なファクターではありますが、他の競馬参加者の意識が向きにくいのか、前走4着や前走6着などで回収率が上昇する傾向が見られます。
前走3着や前走5着というのが何となく意識の上での境界になっていて、その結果、前走4着や前走6着に馬券妙味が生じるのではないでしょうか。
回収率向上のためには、他の競馬参加者があまり評価をしていないが意外と好走する、という馬を見出すのが標準的な方法です。
その意味で、前走着順と回収率の関係性は、分かりやすい材料ではないかと思います。
私は初心者の頃に、10社ほど無料予想を出している予想サイトに登録して、買い目の組み方を研究していました。
(データ競馬では、予想だけでなく買い方もルール化しないと結果が安定しません)
その中でダントツに結果を出していたのがターフビジョンです。
ターフビジョンでは毎週土日2レース分の3連複予想が無料で閲覧出来ます。
無料とはいえ、人気サイドに偏った3連複などでは決してなく、他社と比べても、本気で予想を出している印象があります。
例えば、下記のレースを見てください。
1頭目は1番人気の⑦キングズソードを抑え、4人気の⑪ナムアミダブツを2頭目に、9人気の②ナムラゴロフキンを3頭目に据え、的中(82.0倍的中)。
■ 2022/12/17(土)阪神9R 赤穂特別
ターフビジョンはこのように3連複フォーメーションの2頭目・3頭目の絞り方が上手です。
このまま参考にしても良いですし、私はターフビジョンで3頭目に選択されている穴馬に注目した買い方をしています。
無料情報というと人気上位を適当に並べただけというものも多い中、的中確率が悪くなる覚悟でこうした人気薄馬を組み入れる予想を出すところは参考にできますよ。
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前走着順別の成績・回収率データ
いきなりですが、芝・ダート別に前走着順と成績・回収率の関係をまとめました。
数値が多いので、着別度数(1着-2着-3着-着外/出走)の表示・非表示を切り替えられるようにしています。用途に合わせてご利用ください。
芝|前走着順別の成績・回収率(2013-2017) ※障害戦・新馬戦除く
着別度数を[非表示 ]1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 出走 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 | turf | |
1 | 986 | 861 | 800 | 6,173 | 8,820 | 11.2 | 20.9 | 30.0 | 84 | 84 | turf |
2 | 1,500 | 1,174 | 952 | 4,477 | 8,103 | 18.5 | 33.0 | 44.7 | 76 | 82 | turf |
3 | 1,032 | 1,026 | 895 | 5,119 | 8,072 | 12.8 | 25.5 | 36.6 | 75 | 80 | turf |
4 | 824 | 762 | 816 | 5,614 | 8,016 | 10.3 | 19.8 | 29.0 | 81 | 79 | turf |
5 | 581 | 745 | 703 | 5,971 | 8,000 | 7.3 | 16.6 | 25.4 | 74 | 81 | turf |
6 | 534 | 522 | 583 | 5,929 | 7,568 | 7.1 | 13.0 | 21.7 | 89 | 82 | turf |
7 | 390 | 464 | 490 | 6,034 | 7,378 | 5.3 | 11.6 | 18.2 | 84 | 83 | turf |
8 | 329 | 364 | 432 | 6,046 | 7,171 | 4.6 | 9.7 | 15.7 | 85 | 82 | turf |
9 | 281 | 334 | 345 | 5,875 | 6,835 | 4.1 | 8.0 | 14.0 | 87 | 83 | turf |
10 | 212 | 230 | 329 | 5,626 | 6,397 | 3.3 | 6.9 | 12.1 | 82 | 82 | turf |
11 | 145 | 217 | 275 | 5,265 | 5,902 | 2.5 | 6.1 | 10.8 | 70 | 83 | turf |
12 | 148 | 202 | 195 | 4,787 | 5,332 | 2.8 | 6.6 | 10.2 | 90 | 88 | turf |
13 | 94 | 132 | 167 | 4,433 | 4,826 | 1.9 | 4.7 | 8.1 | 66 | 73 | turf |
14 | 97 | 98 | 122 | 3,776 | 4,093 | 2.4 | 4.8 | 7.7 | 82 | 73 | turf |
15 | 71 | 86 | 100 | 3,191 | 3,448 | 2.1 | 4.6 | 7.5 | 77 | 77 | turf |
16 | 44 | 60 | 67 | 2,354 | 2,525 | 1.7 | 4.1 | 6.8 | 70 | 73 | turf |
17 | 12 | 20 | 19 | 778 | 829 | 1.4 | 3.9 | 6.2 | 53 | 58 | turf |
18 | 9 | 11 | 17 | 535 | 572 | 1.6 | 3.5 | 6.5 | 58 | 63 | turf |
ダート|前走着順別の成績・回収率(2013-2017) ※障害戦・新馬戦除く
着別度数を[非表示 ]1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 出走 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 | dirt | |
1 | 644 | 619 | 591 | 5,595 | 7,449 | 8.6 | 16.0 | 24.9 | 73 | 78 | dirt |
2 | 1,780 | 1,355 | 1,075 | 4,000 | 8,210 | 21.7 | 38.2 | 51.3 | 74 | 83 | dirt |
3 | 1,224 | 1,154 | 985 | 4,792 | 8,155 | 15.0 | 29.2 | 41.2 | 78 | 83 | dirt |
4 | 919 | 928 | 893 | 5,429 | 8,169 | 11.2 | 22.6 | 33.5 | 85 | 84 | dirt |
5 | 638 | 714 | 830 | 5,937 | 8,119 | 7.9 | 16.7 | 26.9 | 78 | 83 | dirt |
6 | 549 | 585 | 642 | 6,351 | 8,127 | 6.8 | 13.0 | 21.9 | 87 | 83 | dirt |
7 | 423 | 494 | 553 | 6,585 | 8,055 | 5.3 | 11.4 | 18.2 | 85 | 85 | dirt |
8 | 366 | 421 | 456 | 6,837 | 8,080 | 4.5 | 9.7 | 15.4 | 88 | 83 | dirt |
9 | 278 | 360 | 401 | 6,755 | 7,794 | 3.6 | 8.2 | 13.3 | 81 | 82 | dirt |
10 | 230 | 296 | 342 | 6,570 | 7,438 | 3.1 | 7.1 | 11.7 | 84 | 84 | dirt |
11 | 199 | 254 | 263 | 6,166 | 6,882 | 2.9 | 6.6 | 10.4 | 88 | 84 | dirt |
12 | 157 | 193 | 235 | 5,906 | 6,491 | 2.4 | 5.4 | 9.0 | 78 | 79 | dirt |
13 | 117 | 147 | 181 | 5,292 | 5,737 | 2.0 | 4.6 | 7.8 | 75 | 76 | dirt |
14 | 102 | 107 | 151 | 4,715 | 5,075 | 2.0 | 4.1 | 7.1 | 76 | 75 | dirt |
15 | 70 | 88 | 89 | 4,023 | 4,270 | 1.6 | 3.7 | 5.8 | 67 | 64 | dirt |
16 | 71 | 58 | 66 | 2,774 | 2,969 | 2.4 | 4.3 | 6.6 | 96 | 76 | dirt |
17 | 7 | 10 | 16 | 539 | 572 | 1.2 | 2.0 | 5.8 | 56 | 64 | dirt |
18 | 6 | 7 | 10 | 419 | 442 | 1.4 | 2.9 | 5.2 | 66 | 74 | dirt |
前走1着は基本的に昇級馬となるので、前走2着よりも勝率が低くなることは良く知られていると思います。ダートコースの方がその傾向が顕著のようです。
単勝回収率を見ていきますと、前走5着までで注目すべきは芝の前走1着(84%)とダートの前走4着(85%)ですね。
また、前走6着~10着まででは、芝・ダートともに単勝回収率は軒並み80%を超えており、馬券購入者の平均的な期待よりも好走していることが分かります。
年度別の単勝回収率推移
続いて、最初の投稿なので少し冗長なことをしてみます。前走1着~前走10着までの年度ごとの単勝回収率を詳しく見てみましょう。
年度ごとに輪切りして回収率が高位安定していると、高回収率ファクターとして信頼できます。
一方で、例えば5年間という期間で、平均的には高回収率だが実は非常にばらつきが大きくて、単勝回収率が80%を大きく下回っている年度もある、となると、使えるファクターとは言えないでしょう。
統計的に有意かどうか、のような厳密な視点もあるかと思いますが、このように年度ごとのばらつきに注目して、一貫した傾向があれば、有用なファクターであるかが直観的に認識できます。
方法論は別にして、このあたりをケアせずにファクターを積み重ねると、よく言われるオーバーフィッティング(過剰適合)のモデルになってしまうわけです。
芝レース
前置きが長くなりましたが、先ほどのデータのうち、まずは芝について。
分かりやすい?かどうか微妙ですが、最初なので気合いを入れてグラフなど作ってみました。
芝コースの場合、前走1着・前走6着・前走7着が、ほぼ一貫して単勝回収率が80%を超えており、馬券的においしい優良なファクターといえます。
逆に、前走2着・前走3着・前走5着は、評価を下げるべきでしょう。
芝前走1着の単勝回収率は、なぜ高いのか
これは仮説に過ぎないのですが、芝コース・ダートコースの2つの区分を1つにひっくるめて、昇級馬の評価をするからではないか、と考えています。
前走1着の勝率(5年平均)は、芝11.2%、ダート8.6%です。これらが同一視されて同じようなオッズ形成がされると、昇級馬が意外と好走する芝の回収率を押し上げる、という結果になるのではないでしょうか。
ダートレース
次にダートコースのグラフです。
前走1着~5着はやや人気が過剰、前走6着以降は期待以上に好走、という構造です。
芝コースに比べても右肩上がりの傾向になっていることが分かります。ダートコースでは、全体的に前走着順の良さに対して過大評価をしていると言えます。
前走4着が惜しい感じなのですが(2013年は80%を下回っている)、5年平均で85%であり、このファクターだけを使って馬券を買うわけではないですから、高回収率の因子として扱っても差し支えないでしょう。
下記にまとめてみます。過小評価というのが、馬券妙味があるという意味になります。
着順 | 芝コース | ダートコース |
前走1着 | 過小評価 | 過大評価 |
前走2着・3着 | 過大評価 | 過大評価 |
前走4着 | - | 過小評価 |
前走5着 | 過大評価 | - |
前走6着~8着 | 過小評価 | 過小評価 |
前走7着以降は平均的な勝率を下回ってきますので、芝1着・芝6着・ダート4着・ダート6着あたりに注目するのが良いでしょう。
タイトルであえて6着としたのはそれが理由です。
PRおすすめ予想サイト
パンダズ競馬とは
パンダズ競馬では
- 過小評価条件
- 三連複フォーメーション
を回収率向上の具体的な手段としてとらえ、競馬ファンの方にさまざまなデータを紹介しています。
この2つを実践するだけで「予想能力がそのままでも回収率が上昇する」というのがパンダズ競馬の一貫した主張です。
この2つの手段について、参考記事をまとめて紹介いたしますので、よかったら合わせてご覧ください。
過小評価条件
まずは過小評価条件を検討し、過小評価馬を見出すのが第一歩です。
パンダズ競馬では、さまざまなデータベースで過小評価条件を紹介しています。
調教師や馬主のデータベースもありますが、重要なのは次の3点セットでしょう。
すべて同じフォーマットにデータを落とし込んでいるので、見やすいと思います。毎週データ更新していますので、参考にしてみてください。
もう一つ、ご自身で条件抽出できる方法も提供しています。こちらのほうがオリジナルの条件を何でも作れますので、そういうのがお好きな方は是非一度試してみてください。
三連複フォーメーション
過小評価に注目する場合は、券種の選定が重要であることも繰り返し述べています。
なぜ、過小評価条件と三連複がセットなのかについて解説した記事です。
こちらは、三連複フォーメーションの具体的な買い方を説明した記事です。
パンダズ競馬で三連複を推奨する理由が、期待回収率という考え方を通してご理解いただけると思います。
過小評価条件に注目する以上、三連複での購入はぜひチャレンジしてほしいですが、三連複に慣れていない方は、まずは予想サイトの無料予想を参考にするのをお勧めします。
三連複で実績があり、私が参考にしているのは次の2サイトです。ターフビジョンは三連複フォーメーションなので、当サイトでお勧めする方法に一番近いものです。人気薄の組み入れ方に注目してみてください。
いまの皆さんの予想方法はそのままでよいのです。そこに過小評価条件や券種というフィルターを新たに加えてみてください。
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